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「トウジ、団地に住んでるから……」 「その人が同じ団地の人だった?」 素直に頷くシンジ。 「それも2つ隣で、だから知り合いみたいで……行く時にトウジの住む団地だって気付いたけど、だからって別の場所に行こうなんて言えないし。日曜の、次の日の朝、家から出る時にトウジと会ったんだ」 どんなにその客とも呼べる相手が取り繕ったとしても、シンジが2つ先の家の人間と交流が有ったとはトウジも思えないだろう。 男の家で1晩明かして朝に帰るシンジの姿を見て、果たしてトウジはどう思ったのだろうか。 もしも自分ならば……と考えかけて、その考えを急いで捨てる。 きっとその男を殺していた。 何故なら先程隣からこの個室を覗いて2人の情事を目撃した瞬間、真っ先に人間として、1人の友達として説得をされてこの人間が住む世界に残してくれたトウジを殺してしまいたいと思ったのだから。 「トウジ、当然かもしれないけど凄い驚いた顔してた。でもその時は何も言われなくて……だけど、丁度部屋に、僕の部屋に着いた頃に電話が鳴って。それから……何て言ったっけ。えっと……」 再びシンジの視線が足元へと向かう。 互いの足と足の間の床を見て距離を計算しているような、簡単な数学で何もかもを誤魔化そうとする態度。 多分もう何を言ったか、トウジと電話でどんなやり取りをしたのか思い出している筈だ。 わかるのはきっと、それだけ日頃シンジの事で頭を埋め尽しているから。 だからこそ急かしてはならい。 シンジは言うなれば精巧な飴細工のような、美しくて甘くて少し力を込めただけで姿を崩してしまう儚さで出来ている。そう思う。 第一、本来ならば尋ねる必要の無い事。知れば互いに不愉快な想いをするだけだ。 「……お金が必要だから、だから……トウジも協力してって」 「お金が、必要?」 躊躇いを残しながらもシンジは小声で「うん」と答えて頷く。 「それで、鈴原君に1回千円で……先刻のような事を?」 今度は返事が無い。代わりにシンジはギュッと目を瞑り、視界全てを自ら塞いだ。 カヲルの脳内には口で済ませるのに千円は安過ぎる気がするとか、だがトウジからすれば1日千円で既に7回目にも及ぶのは凄い事だろうとか、色々と流れる。 「……どれ位必要なんだい? 何だったら、僕が工面するよ」 シンジが顔を上げて、次いで慌てて大きく首を左右に振った。 「い、いいいい、いいよ! カヲル君にそんな迷惑掛けられないよ!!」 首を動かしながら喋るので声が左右から聞こえて面白い。 「どうしてだい? 僕はこの境遇だから自由になるお金はそれなりに有る。急いでいるなら鈴原君に千円ずつ貰うよりも……」 「別に、急いではないから」 思いの外即答。それも、少し下を見ながら、酷く冷めた顔で。 まるで金銭は元から必要無いような、必要な理由は遠い昔に望んで置いてきたような。 「……それに、ね」 思い出したように再び目線が合う。 「借りても返せないよ。きっとカヲル君に返す為にトウジとか、他の人とかとお仕事……その、色々するだけだから。ゴメンね、カヲル君にこんな事まで話して……聞きたくないよね」 「そんな事は無いよ」 シンジは1度口を開いてきつく結び、再び開く。次は言葉になった。 「有難う。何かわからないけれど、カヲル君には何か話しちゃうんだ。何でだろうね?」 信頼しているから、好きだから。そんな理由をシンジが口にしてくれる日は来るだろうか。 「……でも汚いよね。僕、汚いんだ。人に見せちゃいけない、とっても恥ずかしい所を見せたり触らせたり、色んな恥ずかしい事して……」 シンジが1度鼻をすする。鼻の頂点辺りがツンと痛んで、それを誰にも悟られまいとする時のように。 「……嫌いになったよね。こんな……」 「そんな事は無い」 先程よりも少し声が強くなる。言わせ続ければそのまま涙を流しかねない。それを阻止したくてカヲルは右手をシンジの頭にそっと乗せた。 「辞めろとは言わないけれど……」 出来れば辞めて欲しい。金が必要なら誰かを殺しても構わないから、シンジには少しでも辛い思いをしてもらいたくない。 しかし手の平からの微かな温もりを得て安堵しているシンジを見れば、そんな醜悪な言葉は出てこない。 それにもし、どんなにシンジの体が再生不能に穢れていったとしても、この透明過ぎる心は汚れない。きっと。 しかし実父がネルフの総司令官で、現保護者が――こちらは給与がどれ程でどう使っているかは不明だが――三佐の肩書きを持つ作戦部長なのだから、金に困る事も無さそうだが…… 「……その、無理はしない方が良いよ。どんなに気を付けても、複数の人と交わると病への感染率が高くなる」 「うん。それは気を付けてる。……ゴメン、迷惑掛けちゃって」 シンジの口調も声音も先程よりも幾分か穏やかになっている。 針だらけの体で威嚇しておいて、こんなにも暖かく柔らかな体を持っていて。カヲルは改めて思った。 「……好きだよ、シンジ君」 え、とシンジが声を出したかもしれない。聞こえなかったが。 手を放して立ち上がり、カヲルは背を向ける。 「僕が見たと鈴原君には言わない方が良ければ黙っておくよ。彼も知られたくないだろうからね」 本当は自分が話題にしたくないだけ。そして、幾許かの恩を売っておきたいだけ。 「さて、と。未だ授業が始まって少ししか経っていないし、教室へ戻れば……」 ――ドンッ 勢い良く何かが背中にぶつかってきた。 勿論背骨が折れそうな程ではないが、そのまま腹の辺りを左右両方から拘束される。 「……っ……」 背後からシンジの声が聞こえる。それもかなり近い位置、背にピッタリとくっ付いているような位置から。 「シンジ君?」 カヲルはシンジに強い力で後ろから抱き締められていると気付いた。 「居よう……もう少し、ここに……」 「一緒に?」 シンジの頭がモゾリと動いてワイシャツと中のTシャツが背中に擦れる。Yesの頷き。 「良いよ」 必死に掴まえられているシンジのか細い両腕に益々力が込められる。 少し苦しいけれど不快感は一切無い。空調の余り良くない、少し暑いトイレだったが、シンジの体温ならそれも悪くない。 「ゴメンね」 声がくぐもって聞こえるのは、恐らくシンジが顔を背に押し付けているから。 「謝る事は無いよ。君は何も悪い事を……」 していない、と言えば嘘になる。 「……迷惑なんて掛かっていないから。強いて言えば心配は掛けているけれど」 「有難う」 もし正面を向き合っていたら、強く抱き締め返すのに。 今は背を向けていても、シンジとは向き合って生きていきたい。純粋に彼の未来を見てみたい。幸せに包まれた未来を。 「有難う、本当に有難う……」 こんな自分を『好き』と言ってくれて。 そのシンジの小さな想いは口に出さなければ届かない。 例え届かなくても、それでもシンジは繰り返し感謝の言葉を投げ掛けた。顔を見て言うのは恥ずかしいから、カヲルが背を向けているこの隙に。 「有難うカヲル君……僕、カヲル君の役に立てたらって、思う……」 「僕の役に?」 また背でモゾリと動くシンジの頭。 「いつもカヲル君は僕に優しいから……」 そう言って体を擦り付けられる。 ゾクッと一瞬、カヲルの肌の全てが粟立った。 「……出来るなら、僕もカヲル君に何かしたいんだけど、カヲル君が望む事なら何でもしたいんだけど……」 言葉の真意が読めない。 何でもするから金が欲しい……否、何でもするから男娼ごっこは黙っていて欲しい。 恐らくその辺りの筈だが、シンジの性格からすれば、本当に友達に何かをしたいと思っているのかもしれない。 きっと未だ距離感が掴めないのだろう。自分には多少礼儀は欲しくとも、遠慮も謙遜も一切不要なのに。 このまま体が密着し続け、この声変わりをなかなか見せない声で特異な友情を語られ続ければ…… 「僕、カヲル君の為に何かしたい。カヲル君に嫌われたくないし、それに……出来れば、出来るだけで良いから一緒に、その……居たいんだ。だから、何かしたくて、何でもしたくて」 「何でも?」 嗚呼聞いてしまった。答えはわかっているのに。 「うん、何でも」 それに続く言葉も、カヲルの中では充分に決まっていたのに。 「そう……何でも」 わざと反復すると肯定するようにシンジの両腕が解かれ、カヲルは漸く体が自由になった。 Index Next
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振り返ってシンジを見る。ほんの少ししか身長差なんて無い筈なのに、シンジがこちらを見上げている。 媚を売っている……と言うよりは、少し自虐的な卑屈さを醸し出していた。 「じゃあもし、僕が鈴原君みたいに君を買ってみたい……」 ――カチャン 後ろ手に個室の扉を完全に閉め、鍵を掛ける。 「……なんて言ったら、君はどうする?」 優しい笑顔でシンジを完全に閉じ込めた。 「トウジみたいに?」 「そう、鈴原君もしていないような事を君として、勿論代償にお金を払って……どうだろう? 持ちつ持たれつ、なんて言葉に相応しいのはこれしか無いと思うよ」 尋ねた時と同じような不思議そうな表情のままのシンジと、それこそが自分の無表情だと言わんばかりに張り付かせた笑みを浮かべたままのカヲル。 「……そうだね」 何と賢いのだろう! とシンジが嬉しそうに口を開く。たおやかで優しげな、笑顔にも見える表情で。 優しい笑顔で閉じ込めたのは、本当はどちらだろう。カヲル自身が自ら罠に飛び込んでしまっただけかもしれない。 つい数分前までトウジと睦んでいた腹立たしい空間も、気付けばシンジと2人きりの甘い密室に変わっている。 「金額は? トウジと同じ千円? 本当は口なら、もっとお金貰うのが普通だったんだけど……トウジ最初は手だけって言ってたからさ」 シンジは先程のように制服が汚れるのも気にせずトイレの床に膝を付いた。 「でもトウジとは友達だから、その位でも良いかなって思うんだ」 まるで嫌いなデザインの服を、友達が嬉々として着ているのを見てしまって、まぁ仕方無いかと笑っているような。 そんな言い方で喋りながらシンジはカヲルの制服のジッパーに手を掛ける。 「気持ち悪いオジさんとか、嫌味いっぱい言うオバさんとかと比べると、嫌な気がしなくて」 健康的な細さと肌の色が綺麗な、だけど右手の指先が少々荒れている手が、生まれたばかりの子猫を抱き上げる位に優しい手付きでカヲルの性器を取り出した。 今までとは違う外気に触れた為に腰の辺りにゾワッと寒さを感じる。 「ちゃんと綺麗にしてても、どうしても嫌な人ってやっぱり居て……手でスるだけなら我慢出来るけど、口になると無理って思う事有って……あ、僕、喋り過ぎてる?」 骨の目立つ綺麗なシンジの手がカヲルの性器を握り、それを近くに構えたままこちらを見上げてきた。 「そ、そうだ、ね……」 その顔が愛らしくて、性器をじかに触れてくる手の感触が独特で、言葉が上手く出ない。こんな現象が初めてな事に対しては至極当然、カヲルはシンジのその平然とした態度にも絶句する。 「喋ったりするの、ちょっと苦手なんだけど……カヲル君と一緒だと、余計な事ばかり喋っちゃうね」 安心している何よりの証拠なのだろうかと考えてシンジは嬉しさと恥ずかしさを混同させて口の端を上げる。 「暫く喋らないから安心して……」 どちらかと言うと小さな口を一生懸命大きく開けて、未だ全く膨張を見せていないカヲルの性器へと近付けた。 校内では暑い方のトイレだが、服の中よりも性器が寒いと感じる空間から、今まで感じた事が無い程の暖かな世界へ、シンジの口の中へと強制的に進んでいく。 「っ……」 思わず声にならない声で息を呑んだ。 「……う?」 開いた唇で股間へと口付けているシンジが不思議そうに視線を真上へと向けてくる。 「い、いや……」 左手で後ろの扉を押さえ、右手で自分の口から声が出るのを抑えた。 「何でも、無いよ」 笑顔を作る余裕は無かった。それでもカヲルの声音は最低限自分らしさを保っているつもりで、実際シンジもう「そう?」と聞き返すように瞬きを1度して、視線を下へと、口の中に収まっているカヲルの性器へと戻す。 逆睫毛なのか普段は目立たない、しかし意外と長い睫毛がシンジの目を隠してしまい、上からでは目の様子が全く見えない。 そんな事よりも。 「あ、く……」 身体の中で排尿位にしか役に立たない無意味だと思っていた部分が、狭く熱く粘性を帯びている小さな空間に閉じ込められている。……それがまさか、こんなにも心の調子を崩す事だとは。 唾液が性器の裏筋に触れている辺りからトロトロと溢れて、まるで意思を持っているように淫らに絡み付いてくる。 その部分を恐らく舌と思われる粘性の塊が左右にゆっくりと、ねっとりと動いてくる。 先の言葉通りシンジは何も喋らないが、代わりに熱い鼻息は陰毛が生え揃い始めたばかりの局部を刺激してくる。 それらを受けてカヲルの意思に反して性器が勝手に大きさと硬さを増してくる。 「ん、む、ん……ん」 殺しきれなかったシンジの声。 真剣にしゃぶりついている証と言わんばかりにシンジの両手はカヲルの太股を押さえていた。 寧ろしがみ付いていた、と言う方が正しいのだろう。半袖のシャツから伸びるシンジの腕は細くて頼りない。いつでも振り払えそうな程に。 「ま、待って!」 思ったよりも低い声が出てしまった、とカヲルが後悔しても遅い。 驚いたシンジは素直に咥内の舌の動きを止めた。 「……どうしたの?」 何か不味い事をしたのかと不安そうに見上げるその表情が、守り抜かなくてはならない幼くて儚い物に見える。 「いや、その……」 恥ずかしい事に息がかなり上がっている。……これが恥ずかしいと言う気持ちなのかと、改めて実感した。 「……こう、こう言う事を、鈴原君と?」 シンジの口から解放された性器は今まで見た事が無い形状へと変わっている。大きさも硬さも、そして天へと向かう体勢も。 「そうだけど」 きょとんと瞬きを繰り返すシンジの顔と、そのすぐ前ですっかり勃ちきっている自分の性器。視覚的に随分興奮をもたらしてくれる。 「嫌だった? トウジと一緒って」 「別に、そう言うワケじゃ……」 言い掛けて、ふと思う。 トウジと同じでは……同じでは不満だ。 「カヲル君?」 黙り込んだ事を心配したシンジは立ち上がり、顔を覗き込んでくる。 トウジは1人の人間同士として良い関係を結んでいると、好き嫌いで言えば断然好きに部類しているとも思う。 しかし……どこかの他人から見てトウジと同じである事に不満は無いが、シンジから見てトウジと同じ、では不満が生じる。 やはり自分の中でシンジだけは特別なのだろう。そう思ったカヲルの右手はシンジの頭に伸び、少し硬いが枝毛1つ無い今にも良い香りのしてきそうな髪を再び撫でた。 「……鈴原君よりも沢山お金を払うから、彼とはしない事をしたいな」 差を付けたい。金銭でも何でも駆使して、誰かに汚いと罵られてもシンジの1番近くでありたい。 そしてトウジには特に、出来る限りの差を付けたい。 ずっと、ずっとずっと彼を羨ましいと思っていたのか、とカヲルから苦笑が漏れる。 「カヲル君?」 再び怪訝そうに尋ねるシンジ。その撫でていた髪を無意識に強く掴むカヲル。 「駄目なのかい?」 「あ……う、ううん! 良いよ。……でも、良いの? お金払える、なんて簡単に言うのは良くないよ。皆、そう言う人から何度も声を掛けるから」 皆と言うのは? と尋ねる必要は無いだろう。同じような仕事をしている人間――恐らく大半が女――だろう。 大丈夫だと答える代わりに掴んでいた数束の髪を離して、更にもう1度その丸いシンジの頭を軽く撫でた。 「財布は教室に置いてきているから、後払いになるけれど」 「良いよ。皆殆どそうだし」 体を離したシンジは2歩後ろへ、便器の方へと向かう。 ――カチャカチャ ベルトの金属音。背を向けたままシンジが制服のベルトを外している音。 黒色のパンツを下ろし、彼にはサイズが少し大きいワイシャツ1枚の姿……に程近い姿になった。 それから少し躊躇いの間を置いて、ワイシャツの下から手を入れて下着を下ろす。 白い何の変哲も無い子供が身に付けるような下着が足首に引っ掛かった。 「……その、は、恥ずかしいけど、でも……あの……トウジはこっち、興味無いって……」 だからこれをあげる。 本当に恥ずかしいのかシンジの声は小さ過ぎて聞こえない。 Index Next
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気にしないと本人が言っているのだから。同じく水に濡れている中指も無理に押し入れる。 「う、ぐっ……」 無理に押し広げられるのは相当苦しいのか、シンジの呻き声が低くなった。 2本の指を付け根までしっかりと飲み込んだ肛門は無理に拡げられてヒクヒクと動き、これ以上は拡がらないと必死に訴えている。 ゆっくりと2本同時に指を折り曲げると、熱い息を吐きながらシンジはタンクへと顔を押し付けた。 粘性の強い腸壁の細胞1つ1つが指に絡み付いてくるような独特の感触。 このままでは麻薬のように取り込まれてしまいそうで、カヲルは両方の指を一気に引き抜く。 ――ズッ 「あ、嫌ぁッ!」 2本の指が抜けた肛門は先程よりも大きめの空洞になっており、黒ずんでいても可笑しくない筈なのに直腸は血液が流れていると言わんばかりに真っ赤に見えた。 今にも女性器のように蜜を垂らしそうな淫靡さ。 「嫌だ……寂しくなった……」 風邪の熱を彷彿させる声で呟くシンジの肛門がキュッと締まる。まるで再び指を求めるように。 引き抜く瞬間の細胞全てが引き離すまいと纏わり付く感触がカヲルの指に未だ残っている。もう1度それを味わいたい。 シンジに許しを請う間も無く再び2本の指を突き挿れる。 「んんっ……あ、指ぃ……い、あ、イっ、いっ……んぅ……」 挿れた指をその速度のまま抜き差しを繰り返した。 シンジは必死で声を殺そうとし、また声帯も体の一部だからか、そうすればする程指を締め付ける力が強くなる。 再び抜き取ろうとしても第二間接の部分で引っ掛かるように止められてしまった。 「そんなに僕の指を気に入ってくれたのかい?」 「ち、違うよ……ンっ……」 言葉を掛けると更にヌルヌルとした肛門の締め付けが強くなる。 シンジが多少言葉で見下されるのが気に入っているのだという事はすぐにわかった。 出す事が出来ないのなら、と浅い部分で2本の指を直腸の中でVサインを作るように拡げてみる。 「い、いいぃ……」 歯を食い縛って痛みに耐えるシンジ。 「紅色だ」 魅惑的な光景にカヲルの左手が無意識に自分の出しっ放しの局部へと伸びた。 「……んっ」 右手の人差し指と中指を閉じて再び、そして性器に添えられた左手も合わせて単純なピストン運動を始める。 「ん、んっ、ンっ……あ、ん……」 指の動きに合わせたシンジの切なそうな声。特別な箇所をカヲルの指先が通り過ぎる度にその声が甘くなった。 「はっ……う、ん……カ、ヲル君……オナニー、してるの?」 少し無理に首を捻ってカヲルの方を向いて尋ねてきた。 これが自慰を指すのかと、すっかり膨張しきった性器を見る。 先端から見た事の無い透明な液が止まらず、また上下に擦り続ける手も止まらない。 出来ればシンジにこの手と性器を見せ付けたい。もう1度可愛らしい唇に『オナニー』なんて単語を言わせたい。 「……良いよ。もう挿れちゃって、多分大丈夫だよ」 指を2本共抜き取る。 ――コポ 妙な水音が聞こえた。 小さくて聞き取りにくかったその音の発信元はシンジの肛門。水を充分に得た為に、まるで水から濡れたような音を立てたらしい。 最後にシュッシュッと2回左手で擦ってカヲルは立ち上がる。 そのままシンジの背後に回り、ワイシャツ越しにボキンと折れてしまいそうな細い腰を掴んだ。 「……カヲル君、怖く……ない?」 「怖い?」 質問に質問で返すと、目前の自分よりほんの少しだけ小さい体が呟く。 「僕達……こんな事して、もう……友達じゃなくなっちゃうんじゃないかって」 既に互いに向け合う感情も行う行為も友達を逸脱しているが、幸か否か2人揃って気付いていない。 正確には、両者共にそれを友情だと勝手に思い込んでいる。 「君と鈴原君は友達だよね? それと何ら変わり無いんじゃないかな」 寧ろそれ以上に繋がりの深い友達になれる。 愛情と友情と欲情全てを合わせて『大切』で括っているカヲルの中ではそう決定付けられていた。 「それに、僕達は友達だよ。僕はこんなに君を好きなのだから」 シンジが大きく息を吐いた。この言葉だけで理性が支えてきた友達の観念なんてあっさりと砕かれる。 それ程に欲していた。 誰でも構わず貞操を投げ売って、しかし手に出来たのはたいして欲しくもない幾許かの金銭。 そんな物よりもずっと焦がれていた短い言葉をやっとくれたカヲルに、淫らに股を開いたって罰は当たるまい。 「良いよ……ちょっと位痛くしても、大丈夫だから」 余り見えないが、シンジは張り詰めたような表情で、視線をカヲルへと送る。『好き』に答える為に。 急に上がった息の合間に告げられるシンジの言葉を聞き、カヲルは手も添えずに性器を指2本だけで何とかこじ開けた小さな蕾へと押し当てた。 これでは上手く挿入出来そうに無いと考えて、カヲルはシンジが何か言うよりも先に右手を先端近くに掛け、不要と思われる皮を根本まで引っ張り下ろし、そのまま根元をしっかりと押さえる。 「あ、熱い……」 「未だ挿れてないよ」 余裕も無いのにわざとらしく笑い、胸をシンジの背に押し付けた。 「挿れて……良いから……」 「挿れて下さい、じゃないの? お金貰う身分なんだから、上手なおねだりが聞きたいな」 「……挿れて、下さい……挿れて、挿れて! カヲル君のおちんちんブチ込んで下さいッ!」 トイレ中に響く程大声のおねだりとやらがカヲルの性器をシンジの内部へと押し進めた。 「ぐ、う、うぁ……ぐ……」 ミリミリと音を立てて指とは比べ物にならない太さと長さを備えた性器が捻じ込まれていく。 「あ……ぐぁ、や……」 「キツっ……ねぇ、力、抜けないかな?」 ある程度予想していた何倍もの狭さにカヲルの腰は進まない。 「痛い……む、無理……」 性器の最も太い部分が飲み込まれない。最も狭い部分が限界まで拡げられ続けるのはシンジにとっても辛いだろう。 左手で強く細い腰を押さえたまま、カヲルは右手を余り隙間の開いていない自分の胸とシンジの背の間に滑り込ませた。 「……やっ、う……」 優しく、優しく擦ってやる。まるで飼っている大人しい子犬がきちんと眠るのを待つように。 「ふ……」 撫でられると言う、余り慣れない心地良さに、一瞬シンジの息から辛さが抜ける。 ――ギチギチッ その隙を見計らってカヲルは一気に腰を尻へとぶつけた。 「ッ! ……あ、は、あ……あぅ」 胸の下から辛そうな息が聞こえてくるが、切れてしまった血の感触は無い。 繋がった。誰よりもシンジに近い位置に、シンジ自身の中に自分が居る。 痛い程充血していた性器は上下左右全てから腸壁が圧迫してきて益々痛い。……筈なのに、独特のぬる付いた粘膜のお陰で撫でられているような、くすぐったさに近い感覚も有った。 「か、は……」 シンジの両手の指先に更に力が入る。もしタンクが柔らかな物質であればしっかりと爪痕が残っていただろう。 「痛い?」 「……ん……平気」 たっぷりと開いた間は明らかに平気ではないと物語っている。 「良かった」 カヲルは声の奥の意味をきちんと汲み取れたが、言葉に騙されたフリをしてゆっくりと腰を引き抜き始めた。 「あ、だっ、駄目!」 「駄目?」 シンジが下半身へと力を込めて性器が逃げ出そうとするのを止めてくる。 「駄目……その、ぬ……抜かないで……」 何故こんな体位で行為に及んでいるのだろう。正面を向き合っていれば羞恥に赤く染まった顔を見る事が出来たのに。 「わかった、抜かないであげる」 背後から唇を近付けてわざと目上ぶって耳元に囁くと、前を向いているシンジの口から甘い息が漏れた。 「どっちにしろ、抜けないみたいだからね」 力を入れて腰を引いてもカリ部が引っ掛かる形で抜けない。 この状態では先端部分だけが妙な刺激を受ける事になる。体温よりも大分熱い温度に包まれているし、先程潤滑油として使用した水が熱を持って溢れてくるのに、付け根部分は外気に晒されている。 「違うよ……」 未だ何も言っていないのにシンジは自分が抜けないようにしているのではないと否定してくる。掠れ始めた、熱っぽい声で。 ゆっくりと腰を前後に揺らす。ぶちっぶちっと聞きなれない音を立てながら、この位置からは見えないながらも性器がシンジの肛門へと短い距離の出入りを繰り返した。 Index Next
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_,-ー'´ `'´<._ > \ l \ _∠´ >Nレ' ヽ_ / 1‐- /. .. ', / . . / ... .. / l l . ヘ、 /イ . / .. / /l / ノ \ヽ .. . . . l . l` l. イ . / / レi / /_.. -ー\‐、l l . ∧! j l . . //ナこニ;ミl / /l /7Z=サナ‐ャ.〉l | リ ' ノ |. リ l. /<'ヘ リ..`,l /l´ l/ " ヾ-' " /f`|! |' /-イl i l´リl/X  ̄ / /)ソ l リ.. l / | |、Kヘ 〈L /-'/|/ /´l/ヽ l \ ー- - -一' , ' / ノノl/V| `-、,. /l |/′ l´ | `' -、_,/ .| | | _-ー」 .. ト、__ /i7 ノ .. ',l l、 ../ `ー、_ .. .. r'´ ト、 _/´レ /`ー`) -、 . -‐十⌒〉 \ `ー、 /∠´-ー┘ 「{...____.. -‐|! く.___\ `ヽ、 _,.-''´ .了 / | 三=ー ̄ | \ ` ̄、 `ヽ、 _,.-'´ _,-'´ `ヽ、l、 / / ``-、 `ヽ 「やあ、kskロワのマスコット、カヲル君だよ!」 新世紀エヴァンゲリオンの登場人物の一人。 ……というのは世間的な評価。 ロワ界での彼は、『安価に振り回された男』として有名である。 安価で参戦作品、キャラを決めるという創作発表板のkskロワで、エヴァンゲリオンが作品安価で選ばれたにも関わらず、 キャラ安価でことごとく外れ続け、最後のエヴァ人枠を冬月コウゾウに奪われてしまったことから彼の伝説は始まった。 クロススレに初めて出たころは、同じように『ロワ未出、しかしロワのマスコット』と同じポジションである安価漫画ロワの門倉雄大とつるむことがほとんどだった。 しかし、変人ばかりのクロススレのこと、今やほとんどのキャラに対するツッコミを行っている。原作とは偉い違いである。 なお門倉が某ロワで自分を差し置いて安価当選したため、最近は門倉に対してやや冷たい。 しかしロワに出たいと嘆きつつ、実はksk見せしめ、オール、カオスに出場し、書き手3では支給品としてフリーダムに活躍している。 ぶっちゃけそこらへんの『パロロワ常連作品なのに目立てない人』よりもよほど目立っているのである。 ……おや、誰か来たようだ。あれこのピンク髪はry
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~テラカオス内部~ (…気に入らないな…ハルヒとか言うの。アスカといいかがみといい 僕の知るツンデレっていうのは皆こう、自己中心的なのかな?) カヲルはハルヒがテラカオスを掌握していることに不満を抱いた。 テラカスとアーマゲモンは意中の人が手に入ればそれでいいらしいし ヴェル爺さんは特別な存在になったつもりでいる。…やれやれ 「…クーデター起こすか…」 カヲルが調子に乗っているハルヒに不意打ちを喰らわせて殺すことにした 不意打ちは僕の十八番だ。 だがそんなカヲルに1人の人物が立ちはだかる。 「そんなことさせると思うか?」 「な…田代…?」 ありえない。そういえば今まで疑問に思っていた。 ハルヒと同じ神ランクの…田代。 この中でハルヒを一番目の敵にしているはずの…田代。 この状況に一番最初に反逆するはずの…田代。 本気を出せばハルヒから掌握権をぶんどれることも不可能ではないはずの…田代。 何故、田代が今までおとなしくしていたんだ。 何で僕の邪魔をするんだ?おちつけカヲル。こんな時は交渉だ。 「君は唯一神になりたいんだろう?ハルヒを殺せばその願いが叶うんじゃないかな?」 「フッフッフ…その必要はない。何故なら…もうその願いは叶っているからだ。 テラカオスを媒体にしてハルヒの魂と私の魂が集約した時からな。その時点で私にとってもハルヒにとっても唯一神になれたのだよ。 その後は新世界の創造を待てばいい。私とハルヒ、どちらが掌握権を握ろうと関係ない話だ。 …どうする?私を倒してでも反逆しにいくか?まあ私を倒せたらだが。」 うん、それ無理だね。僕1人で田代とガチバトルして勝てるわけないだろう。 やっぱり田代もハルヒと同類で、神の力に自惚れたクズなんだな… 「…仕方ないね。」 「それが懸命だ。バレたのが私でよかったな。ハルヒだったらすぐにお前を殺していただろうよ。クックククク……」 こうしてカヲルのクーデターは静かに始まり、静かに終わりを告げた。 【二日目・15時/】 【HAL☆SUZUMIYA@涼宮ハルヒシリーズ×ニコロワ+カオスロワの色々な要素】 [状態]真覇王冥王大魔王極十字聖天上天下唯一VIP神渚デジタルウィツアルネミティア特別美帝HAL☆SUZUMIYA [装備]無し [道具]無し [思考]基本:神として君臨する 1:喜緑、長門、シンジ、エルルゥと結婚して特別な存在にする。 2:オリキャラ(主に書き手)は皆殺し。逆らう者は皆殺し。逆らう喜緑、長門、シンジ、エルルゥは特別に調教する。 3:目の前の遊戯どもを殺す。 ※ハルヒがテラカオスの主導権を掌握しました ※見た目が七英雄(笑)から全裸のハルヒ(爆)に変わりました ※カオスロワ5の一部の死者の能力を使えます ※テラカオスの人格及び魂は能力だけ奪われて完全消滅しました ※誰かが内部でクーデターを起こそうとしても、田代神が目を光らせているので余裕で無理です ※空いた椅子にはヴェル爺が座りました。何故なら彼もまた特別な存在だからです ※掌握権の序列はハルヒが一番上で次が田代のようです
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それでも言いたい事はすぐにわかった。右肩越しに1度カヲルの方へと振り返り、再び前を向いて顔を背けたシンジの下半身は、遊女のそれと何ら変わり無くカヲルを誘っているのだから。 タンクを両手で抱え込み、その真下には便器が有るので必然的にこちら側へ腰を突き出すような格好になる。 本来ならとてつもなく不格好だが、真っ白いワイシャツから伸びる肉の無い細い足と、そのワイシャツに隠されている布越しにも丸いとわかる尻が異様に扇情的に見せていた。 「カヲル君もこれは嫌? やっぱり、男同士だから……」 「い、いや! 嫌じゃないよ。でも……良いのかい?」 返事の前に1歩前へでて近寄る。 「……は、恥ずかしいけど、良いよ。カヲル君だし」 漸くトウジよりもシンジに近付けた。何かにつけて共に行動し続けたトウジの、未だ踏み入った事の無い領域へ届いた。 シンジの口から解放されてそれなりに経つが、カヲルの性器は主張を取り消さない。寧ろ益々天を仰いでいる。 「……学校でこんな事するの、初めてだ……」 呟いたシンジの言葉はリップサービスでも何でも無く真意なのだろう。後ろから見ても耳が少し赤い。 屈み込んでそっとワイシャツを捲り上げると、白桃を連想させる尻が目の前に出てきた。 「んっ……」 その前方には当然性器が有り、それが露になった為に触れてきた空気にシンジが声を漏らす。 右手を伸ばして臀部の中央に指を這わせて親指で隠れている蕾を捲り上げるように拡げる。 「やっ! 恥ずかしいから……」 心臓の音が聞こえてきそうな程シンジの足が震えている。 拡げた事で尻の肉の間から辛うじて視界に入る肛門もまた震えて見えた。 自分は人間と全く同じ構造をしている筈だが、こんな部分を見た事は無い。制止の言葉も聞かずにカヲルは顔を近付ける。 「……う、息……ね、早くしよう?」 熱にうなされているような甘いシンジの声。太股をくすぐるカヲルの息に耐えられず、自ら誘う言葉を吐いてしまった。 「いやらしいね、ここ。動いて見える」 左手で反対の尻肉を掴み、右手の人差し指をグッとその肛門へと突き挿れる。 「いッた!!」 爪の終わりが入りきらない内にシンジが大声を上げた。 指先が強く締め付けられる。本能的にこの箇所を使って性交に及ぶのだろうと考えていたカヲルからすれば、こんな細い物も受け入れられないとなるとつい眉間に皴が寄る。 「ま、待ってよ……痛い、よ」 「早くしてと言ったり、待ってと言ったり……極力君に合わせたいけれど、僕はどうすれば良いんだい?」 つい苛立った声が出てしまう。 「……あの、ちょっと濡らして」 「濡らす?」 「うん」 顔を上げてタンクの奥を覗くような位置に有るシンジの顔に目を向けると、唇を強く噛み締めて頷くのが見えた。 シンジは右手を滑らせて、カヲルの視界には入っていないレバーを押す。 ――ザーッ 水が流れた。至極当然だが。 「これで良いから」 便器の中の水ではなくその便器へと注がれるタンクの上部の水を指して。 「そういう水で良いのかい?」 返事は無かったが、濡らせと言うのだから濡らさないよりは良いのだろう。 立ち上がって右手を流れてくる水に付ける。 「冷たくて心地良いよ」 無言で手を濡らすのも何かと思って語りかける。シンジの顔の位置は流れるその水のすぐ近く。もしかすると少し顔に跳ねてしまったかもしれない。 1回分の水を流し終えたタンクから手を離しても、シンジの視線は再度カヲルが膝を折って臀部を覗き込むまでの手に向かったままだった。 「これじゃ足りないかい?」 「……ううん、多分大丈夫」 視線が気になるので問いかけると、漸くシンジは前を向く。 「多分大丈夫だから」 まるで自分に言い聞かせるような声音。 「そう? じゃあ」 深くは追求しない。万が一中断する事になっては、再びシンジとトウジの距離の間に入る事が出来なくなってしまう。 これではまるでトウジを出し抜く事自体が目的で、シンジとの関係等どうでも良く思っているみたいだが断じて違う。ただ純粋にシンジが特別で、だからこそシンジの特別になりたいだけ。 シンジの桃尻に手を添えて先程のように左手の親指で秘所を左側へと拡げる。 「あ……」 甘えるような、そして怯えるようなシンジの声が聞こえた。 水で濡れきった指をそっと肛門へと近付ける。健康的なシンジの肌の色と比べると、どうにも自分の指は白過ぎて不釣合いに、不気味に見える。 細長く、骨張っているその指で皴の集中する狭過ぎる穴の周りを1回転。 「んっ」 冷たさに声を、声に聞こえる息をシンジは漏らした。 「今度はちゃんと慣らすよ」 宣言通りに再度穴の周りをなぞる。何度も繰り返し、途中粘土で工芸品でも作るように皴を伸ばし、指先の水を全て塗りたくるように。 少しずつ変化が見えてきた。決して肛門自ら拡がったりはしないが、指の腹を溶かして同化したがっているような感覚に変わる。 「……ん……ん、ん……」 胸で大きく息をしながらシンジはタンクを抱える手に力を込めた。 意図的なのか無意識なのかわからないが、肛門を何度も閉めたり力を抜いたりと繰り返して見せてくる。 「んぅ……もう、大丈夫……」 「そう?」 「うん。だから……ね、もう……」 どうしようかな、と人差し指は肛門の辺りを踊り続ける。シンジの言葉を待って。 「もう……指、挿れて……お尻、切ないよ」 素直に述べたシンジの顔は、恐らく真っ赤に染まっているのだろう。ここからでは見えないのが悔しい。 返事も無しにカヲルは人差し指を真っ直ぐに伸ばして突き挿れた。 「んっ!!」 シンジ自身は大きな声を出したが、肛門は抵抗無く一気に指をその付け根まで飲み込む。 熱い。ヌルヌルしている。狭い。 三拍子揃い、尚且つ本来ならば不衛生極まり無い箇所に指を入れた筈なのに、不快感は一切無い。 「あ……カヲル君の指、骨っぽい……」 「わかるの?」 「……ちょっとだけ」 「これも?」 尋ねながら直腸内で指を折り曲げる。柔らかさと硬さの混同した腸壁が指を受け止めて一定以上折らせないようにと抵抗していた。 「痛っ……わ、わかるよ……」 裏返った声が遠回しに止めろと言っている。 「痛い?」 「ちょ、ちょっとだけ。大丈夫だけど。だから……その、気にしなくて良いよ」 痛覚を伴うのなら申し訳無いが、しかしカヲルは興味が有った。 自分と同じ姿形の人間の、シンジの内部がどうなっているのか。どうすればどうなるのか。 Index Next
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autolink EV/S12-006 カード名:月面のカヲル カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:1 コスト:1 トリガー:1 パワー:4500 ソウル:1 特徴:《謎》? 【永】他のあなたの《パイロット》?のキャラすべてに、パワーを+500。 【起】[このカードをレストする]あなたは自分のカード名に「シンジ」?を含むキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+1000。 逢えるときが楽しみだよ。碇シンジ君 レアリティ:R illust. 10/11/29 今日のカード。 《パイロット》?シナジー応援とレストコストによる「シンジ」?パンプ持ち。 基本的に「シンジ」?には《パイロット》?が付いているため、「シンジ」?中心のデッキでは腐ることがない。 ただし、森 園生等に比べると強化対象が異なるため「シンジ」?以外の《パイロット》?強化としては使い辛く、 登場コストもかかるため少々使い勝手が悪く感じる。 また、その分サイズアップされているものの自身には《パイロット》?がついていないので複数並んでも相互支援されないため、 前線に立つのには向かない…とレアリティの割にはやや残念な印象が拭えない。
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「渚っ!」 声の主はトウジ。タイミング良くトウジもまた個室から出てきた。 「……やぁ」 いつもと比べれば幾分頼り無さそうな挨拶になってしまった。 「お、おぉ……」 それでも返事は貰えた。 「こ……こんな所で、自分、何しとったんや?」 それはこちらの台詞だ。 等とは口に出さず、制服のポケットに手を入れて少しわざとらしく首を傾げて見せる。 「何って、ここはトイレだよ? 用を足さずに何をするんだい。まさか豚肉を買いに来たようには見えないだろう?」 「せやな、全くや。は、はは……あーでも自分が便所入るんはアレや、珍しい気するな!」 適当な話題を探しながら必死に背に当たる扉を、その奥の個室便所を隠そうとするトウジな動きは嫌な笑いを込み上げさせる。 もしも個室に隠れているのが彼と恋仲のシンジでなければ、笑いながら悪戯に扉の事を聞いてやるのに。 「それに、もう授業始まっとるやろ? サボってエエんか?」 「それは僕の台詞だよ。今から戻れば許してもらえるかもしれないから、急いだらどうだい?」 「あー……せやな、もう戻らんとな。渚はどうするん? サボるんやったら屋上でも行っとったらどや?」 何でも良いからここから早く出て欲しい。嫌なまでにわかりやすい発言。 「そうしたいけれど、未だお腹が本調子じゃなくてね。もう暫くこの個室に篭ろうかと。……洋式は苦手だから、この和式に」 「そ、そうか、そやったんか」 口からでまかせのカヲルの言葉を鵜呑みにしたトウジは「そうだよな」を連呼した。 安堵しきって表情筋が緩み、どんどん砕けた……言うなれば笑顔になっていく図は見ていて面白い。 「まぁ、やっぱ渚と便所は似合わんわ! ほな、腹治ったらちゃんと戻って来るんやで?」 「わかったよ」 再び今居た個室に入るフリをして背を向けると、途端にトウジは走ってトイレを飛び出した。 恥ずかしくなったのだろいか。これが所謂『青春』こと思うと、確かに甘酸っぱさが有って微笑ましい。 しかしその相棒たるシンジを置き去りにしたのは何だか納得がいかない。ましてやシンジなのだから。 個室には入らず、その隣の個室の閉まってはいるが鍵の掛かっていない扉を見つめる。この中にシンジが居て、先程までトウジと体を重ねていて。 どんな表情で愛を語らっていたのだろう。性器を口に含んでいたのだろう。喘ぎ声を漏らしていたのだろう。 妄想が爆発するよりも先に、右手がその扉を捕らえていた。 ――ギィッ 洋式のトイレはどこもたてつけが良くないのか、開閉にいちいち音を立てる。 「え、お、おぇっ……がはっ、かはっ」 中ではシンジが――嗚咽を漏らしている真最中だった。 便器の蓋を開けてその中に顔を突っ込む勢いで、両手で便器の端を掴んで。 シンジには到底似合わない声で胃の中の物を戻している。 「はっ……あ、かはっ……」 余りにも苦しそうで、背中を摩ってやりたくなる。しかし逆に、本人は嘔吐の最中を見られるのを不名誉だと思うだろう。 取り敢えず声だけでも掛けてみようと1歩中に踏み出した。その瞬間。 「ゴメン」 か細かったが、きちんとシンジの声だった。 「ゴメンね……」 今にも掠れて途切れそうな声の謝罪の理由は何だろう。嘔吐の姿を見せた事か? それとも、カヲルからの特別な好意に気付きながらもトウジとのみ関係を結んでいる事に対してか? 後者は有り得ないと自嘲を漏らす前にシンジは続ける。 「僕、未だ飲むの苦手で……ちゃんと練習して、トウジの前で飲むから……」 勘違いされている。今居る位置にトウジが居ると思い込まれている。 言葉からすれば、恐らく戻したのは射された精液のみで、先程食べ終えた昼食は戻していないのだろう。 良かった。胃液を出せば出す程その酸によって食道が傷付く。吐く回数が多いと吐き癖が付いて、最終的には物を食べる度に吐き戻してしまう一種の病に陥る。……何より、カヲルの中では経験していないものの、相当苦しいらしいと認識していた。 「……他の人のも、全然飲めないから。だから……トウジのだけ飲めないってワケじゃないよ」 良かった。……じゃない、今何と言った? 「他の人?」 「え?」 後ろから掛かってきた声――と、口調――が予想とは全く違い、シンジは右手で口元を拭いながら振り返った。 「……カヲル、君?」 少しばかり火照って赤みを見せていた顔が見る見るうちに青白く血の気を失っていく。 「どう、して? い、いつから、いつから居たの!?」 「……やぁ」 質問に答えられず、口からは出たのは出鱈目な挨拶。 「その……大丈夫、かい?」 膝を折って近付き手を伸ばすと、猫の如く機敏な動きでシンジは後ろへと下がった。 しかし後ろ……と呼ぶのも不釣合いな、抱えていた便器が逆に彼を掴まえて放さない。 「……大丈夫、だよ」 「そう」 口元を必死で手の甲で拭うシンジ。自分はそんな事をしていないよ、と。隠す事こそ裏に正反対の事実が有ると知らせると言うのに。 手で拭いて辛うじて見えなくなった精よりも、もっと注意を向けてしまう物がシンジの右手には握り締められていた。 「……それは?」 訊けばシンジが困るだけで、訊かなくてもそれが何かはわかっている。 千円札。 「これ、は……」 案の定シンジは慌てて札をポケットにぐしゃぐしゃにして仕舞い込み、続く言葉を必死に探す。 「何のお金?」 返事は待っていない。カヲルの頭の中ではその金の意味までもが既にわかりきっていた。 「体を売って、お金を貰って」 そして僕を苛立たせて。 最後は心の中だけで呟く。 「……そうだよ」 悪びれもせず……とは言い切れない、乱暴だが申し訳無さそうに自分を責める言葉。 「賢いね、カヲル君。テレビの探偵みたい」 「いつから?」 「そんな事、聞いてどうするの?」 「聞かない方が良いかい?」 「……トウジとは、先週の月曜日から。1日1回で、今ので……7回目」 シンジの視線が定まらない。悪戯を隠す子供の無邪気に似た、それに少し卑屈さを追加した態度。 「あの、先週の土曜日……じゃ、この前か。は、はは……えと、その前の土曜日に、初めて会う男の人だったんだけど、いつも通りお金の交渉して、その日はその人の家に行く事になって、それで……」 区切りながらだが、言葉はちゃんと意味を持っている。 「それで?」 ゆっくりと聞き返すと漸く視線をこちらへ向けてくれた。それでも下の方を、恐らくカヲルの目ではなく口元辺りを見ているが。 シンジもカヲルの言い方が急かしてはいないとわかっているらしい。 Index Next
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575 孔雀 ◆nULfbdzH0k sage 2006/08/17(木) 20 09 12 ID ??? カヲシンきんもー☆でトウシン予告の 547にwktkしてる中、 人の期待を裏切るのが仕事な俺はこの流れをブッた切ってカヲシン持って来ました。 待っててくれた人、俺に期待しない方が良い。でも待っててくれて有難う。 注意書き。 カヲシンです だからホモです。しかもキャラカプです。 激しい矛盾を防ぐ為エヴァ2のエンジェルバスターみたいな感じだと思ってもらいたいです 801っぽくしてみたつもりです そんなワケでカヲシンです 理科の授業はエスケープする者が多い。担当の教師が一切怒らないから。 自称不良を気取る子供は勿論、日頃優等生で通している子供も席を外している事が有る。 流石に授業が始まってから席を立つ真似をする者は居ないが。 次の授業が理科、『彼』と『彼』がセットでまた居ない。……2人共次の時間エスケープする。ほぼ確実に。 「また居ないね」 極力普段通りを装って、渚カヲルはパソコンに噛り付いている席の近い相田ケンスケに声を掛けた。 「あ? あートウジとシンジね。アイツら最近理科サボり過ぎだよな。出席日数不足しても、ネルフが何とかしてくれるんだろうなぁ。良いよなぁ……」 1度顔を上げて眼鏡を直し、すぐにパソコンに目を戻す。 「君はサボらないのかい?」 「まぁね」 カタカタとキーボードをタイピングしながらきちんと返事をする辺り、ケンスケはその意味でも器用な人間だ。 「別に教室ん中に居てもサボれるしさ。こうやってパソコン繋いじゃえば。渚は結構真面目に授業してるよな」 「サボり方がわからないからね」 苦い笑みを向けると、再び顔を上げたケンスケも笑顔を見せてきた。 「優等生の基本みたいな奴だな、お前は。でもそれちょっとわかるよ。2人みたいに教室出ちゃうのが1番楽だぜ。他のクラスは普通に授業してるから、あんま行ける所無いけど……」 ふと、ケンスケの表情が曇る。 「……そう言やあの2人、どこでサボってんだろ。屋上かな?」 「どこだろうね。ちょっと見て来ようかな」 「もうすぐ授業だよ?」 「サボりついでに、さ」 言い残して立ち上がっても、止められる事は無かった。 「はーい、行ってらっしゃい」 見送りの言葉まで貰う位で。 途中廊下で教室に入ろうとする委員長に1人でどこへ行くのかと問われたが、手洗いだと伝えれば止められる事は無かった。 授業が始まる1分前に立つのはどうかと思うと言われると踏んでいたので意外だったが、生理的な物だから仕方無いと考えたのかもしれない。 本当にケンスケの言う通り屋上に居るのか知れないが、先程委員長に告げたのだから先ずはトイレに向かう事にした。 排泄に対する欲求は人間のそれと比べると極端に低いが、全く無いワケではない。物を食べるのだから、当然物を出す。……今出したい欲求は一切無いが。 トイレの戸を開けた時点でチャイムが鳴った。中には誰も居ない。 居ない、筈だった。 「珍しいね、大の方なんて」 自然とまるで小馬鹿にするような声が出ていた。1番奥の個室トイレ、各所に1つずつしか無い洋式便所の扉が閉まっている。 興味本位で扉を見てみるとご丁寧に鍵が掛けられて赤くなっており、誰かが使用後に閉めてしまったのではない事がわかった。 学校で大きい方をするのがどうやら恥ずかしい事に当たる、とこれまでの生活で大体掴めて来た所だったので純粋に驚いたカヲルの耳に、更に中から声まで聞こえてくる。 「……ふっ……く、うっ……」 堪えている声の発し方。……余程溜まっていたとか、か? その疑問に違うと答えるように、言葉として聞こえてきた。 「や……やっぱ、エエな……」 この声……もとい、特徴的な喋り方。 「鈴原君?」 声を潜めて、決して扉の奥の人間に聞こえないように。 「……あっ、ホンマ、そこ……弱いわ」 トウジは何をしている? 誰への言葉とも付かないが独り言ではない。気になって仕方無いが、ノックして声を掛けるワケにもいかない。 自分が意外と好奇心旺盛で、あまつさえ行動派なのかもしれない。そう思いながらカヲルは隣の和式便所の個室へと入った。 便器に足を掛けて、ついたての1番上に手を掛けて身を乗り出して……天井に頭が触れそうだが、何とか大丈夫だった。そして隣の個室を上から覗き見る。 驚いて息を呑んだ。……正確には予想通りで、予想が的確すぎて息を呑んだ、なのかもしれない。 中央の便座にはやはり鈴原トウジが座っている。見てしまっては申し訳無い格好、大股開きでジャージと下着を足首まで下げて。 そしてその局部に碇シンジが顔を埋めていた。 「あ……お、おぉ、エエわ……」 ゾクゾクと体を震わせ愉悦に浸っているトウジ。 間違い無くシンジはトウジの性器を口に含んでいる。 真上からなので良く見えないが、あの触れたくて仕方無くなる丸い後頭部はシンジの物だ。上下に動いて、口全体を使って愛撫しているのがわかった。 「シ、シンジぃ……」 確信に変わる呼び掛け。 「なぁ、そ……そろそろ……」 息が上がりきってだらしなくも聞こえるトウジの声。どちらかと言うと硬派を見せていたトウジからこんな声を聞く事になろうとは。 「ん、んぶっ……」 何と言ったかは不明だが、トウジの言いたい事をくみとったシンジは短く返事をした。 決して自分に向けられた物ではないのに。熱が下半身へと下るように上ってくる。 ――ぢゅっじゅるっ 粘りを存分に含んだ液体の流れる音を響かせながら、シンジの顔の位置が一層トウジへと近付いた。 あんなに近付いては唇がトウジの恐らく生え掛けの陰毛に触れてしまう。穢されてしまう。 見ていられない、いたたまれなくなったカヲルは自分の入った個室の床へと足を下ろし、そのまま便器に靴が触れない位置にしゃがみ込む。 「アッ! あぁぉ……アカン、喉ん奥、全部射したるッ!」 ここにカヲルが居るのを知って、わざと大声を出したのだろうか? 壁1枚隔ててもよく聞こえる声だった。 シンジがトウジに穢された。否、最初から彼達は愛し合っていて、それを確かめ合うべく自分達には秘密で逢瀬していたのか。 胸の奥が熱い。汚くドロドロした物が渦巻いているように。 下腹の更に下も熱いが、これは恐らく視覚と聴覚からの情報が性欲を高めただけだとすぐわかる。では、この心臓付近の痛みは? すぐに理解出来た。 「嫉妬、か……」 小さくとも声に出せば益々その通りだと実感が湧く。 思えば2人の関係には最初から嫉妬していた。友情を見せ付けてくるトウジが羨ましくて仕方無くて、友達の筈なのに羨望の対象で。 シンジがトウジに笑みを向けるのが特に腹立たしかった。勿論カヲルにも笑顔は見せるが、それは独占しきれない。 2人の間には確実に何らかの隠し事が有るのはここ数日の行動で想像出来ていた。自分やケンスケの知らない何かが。しかしそれがまさか…… 奪えないだろうか? と思う反面、それがシンジの幸せなら仕方無いと無表情な拍手を贈りたい気持ちも溢れる。 そうか、こんなにも好きだったのか。こんなにも、こんなにも。 カヲルは盛大な溜め息を残して、生まれ落ちて初めて用を足さないままトイレの個室を出た。 ――ギィッ 1歩踏み出した瞬間、隣の個室の扉が開く。 Index Next
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――さよなら、カヲル君 ◆T7dkcxUtJw 口笛で魂のルフランを奏でていたカヲル君の前に、一人の少年が現れる。 ロリとケモノを語る際とは別のベクトルで真剣な声で、少年はカヲル君に告げる。 「駄目だカヲル君。貴方はkskロワの守護神なのですから、他ロワに浮気をしては」 「これはこれは住人さん。いいのかい?欲求不満のまま戻ればまたイデを引き起こすよ僕は」 「知らんなそんなこと。とにかくとっとと帰れ。 k これがカヲル君の s 宿命だ k 還るんだkskへ」 「やれやれ、横暴な住人だねえ。まあいいさ、死者たちの酒場に帰るとするよ」 足元から段々とカヲル君の体がオレンジ色の液体へと姿を変えていく。 「さよなら、住人さん」 「ああ、またな。……さて、ロリはおらんかロリは。もふもふしてやるから安心して出てくるんだ。 ケモノでもいいぞー。もふもふしたいよもふもふー」 月明かりの下には、住人だけが残された。 【A-04/深夜】 【渚カヲル@kskアニメキャラバトルロワイアル 死亡確認】 【kskロワ住民@kskアニメキャラバトルロワイアル】 【服装】 とりあえずTシャツにジーンズで良いだろ 【状態】 健康 【装備】 無し 【持ち物】支給品一式 【思考】 1:ロリっ娘 トトロともふもふしたいよー 時系列順で読む Back 氏姓を知る Next あの時、思った 投下順で読む Back 氏姓を知る Next あの時、思った 祝☆ロワ出演 渚カヲル GAME OVER 捜し物 kskロワ住民 見た目は子供!頭脳も子供!